最初に読むべき本に悩んでいる方に【クリスマスプレゼント】がおすすめの理由

おはようございます。

子作りオタクです。

 

本日は、

本を読みたいけど、最初に何を読めばいいか

悩んでいる方

最初に読むべき一冊をどれにしようか悩んで

いる方

におすすめする一冊をご紹介します。

 

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◎おすすめ本

クリスマス・プレゼント

作者:宮本 輝

 

◎読んでいただきたい方

本を読みたいけど、最初に何を読めばいいか

悩んでいる方

最初に読むべき一冊をどれにしようか悩んで

いる方

 

◎本の概要

ミステリー小説の短編集です。

全ての作品にドンデン返しが待っている

というハラハラドキドキの小説です。

16作品すべてのラストに衝撃が待って

います。

 

◎おすすめポイント

騙し、騙され、予想外な展開に心をつかまれ、

一作品ごとに深呼吸を行ってしまう自分が

いました。

 基本的に1作品30ページぐらいで、非常に

読みやすい一冊となっています。

 

 

ドンデン返しの作品の中でも、世の中には

無常・理不尽なことが必ずあると教えて

くれた作品が、「被包含殺人」です。

 

 被告人のハートマンはバルデス殺害容疑を

かけられています。

 証拠も数多くあり、検事トリボウは有罪を確信

していました。

しかし、裁判は予期せぬ証言者やハートマン

自身の証言で、ハートマンは無罪となってしまう

のです。

 

ハートマンの妻が裁判を終えて一言

【「ああいう人は、ああいう本物の悪党は、

法律を何とも思ってないのね。でも、そうと

わかっていてもどうすることもできない。

ときにはむこうが勝ってしまうこともある。」】

 

TVでも見たことがある、無実なのに有罪と

なった人の話や、理不尽な事故に巻き込まれた話

など、かわいそうだと思っていましたが、自分事

だとは考えていませんでした。

 

ですが、「被包含殺人」を読むことで、自分に

置き換えて考えることが少しですが出来ました。

 

自分が夫人の立場なら、当然ですが本当に

ゆるせない。

ですが、それでも生きていかないといけないと

いう現実を理解するのにかなり時間を要すると

思います。

 

ただし、この本を通じて客観的にこういった

事象をとらえることで、ほんのちょっと

心の支えになるのではないかとも感じました。

 

ちなみに作品では更なるドンデン返しが待って

いるので、それは読んでのお楽しみで。

 

 

このように、30~40ページの小説で、心に

一つ新しいページを刻むことが出来るのが

【クリスマスプレゼント】の良いところです。

16作品を一気に読む必要はありません。

 

少しずつ、一作品ずつ読んでみて下さい。

読書の楽しさに気づける一冊であり、初めて

読書する人に読んでほしい一冊です。

 

 

【】:実際の文章を引用しています 

 

 

クリスマス・プレゼント (文春文庫)

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悩みに応えるおすすめ本
資格:管理栄養士、調理師

 

30歳まで全く本を読んでいませんでしたが、

本ぐらい読まなきゃと一念発起し、

現在一生懸命本を読んでいます。

ただし、読むだけでなく、読んだ後の自分の

感想が少しでも誰かのお役に立っていただければ

と思い、ブログを始めました。

 

ブログ:www.kodukuriotaku.com
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