恋愛に悩んでいる大学生に【春の夢】がおすすめの理由

おはようございます。

子作りオタクです。

 

本日は、

恋愛に夢中になっている大学生

恋愛に悩んでいる大学生

彼女の浮気を疑っている男性

におすすめする一冊をご紹介します。

 

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◎おすすめ本

春の夢

作者:宮本 輝

 

◎読んでいただきたい方

恋愛に夢中になっている大学生

恋愛に悩んでいる大学生

彼女の浮気を疑っている男性

 

◎本の概要

亡き父の借金を肩代わりしている大学生、

井領哲之。

その恋人である陽子。

そして、哲之の部屋にいる釘で打ち付けられても

生きているトカゲのキン。

人生を生きる上での苦悩と情熱を、二人と一匹を

通じて訴えかける青春文学です。

 

◎おすすめポイント

一組の大学生カップルの恋愛を客観的な視点で

見ることで、自分の恋愛を客観的に捉えることが

出来ます。

 

一歳差の大学生カップルである哲之(22歳)と

陽子(21歳)。

二人は周りも認める夫婦のようなカップル

でした。

 

そんなカップルですが、陽子が別の男性に心

惹かれてしまいます。

それをキッカケに哲之は心に生じた「嫉妬」・

「惨め」といった感情と対峙します。

 

【彼は己の嫉妬心を打ち砕こうとした。陽子が

言ったように、若い娘が素敵な男性にちやほや

されて心を動かさぬほうが不思議ではないか。

それが悪いというのか。あの夏の何週間かに

陽子が石浜に何度も抱かれたとしても、いったい

それが何だ。陽子は聖女ではない。水に流した

はずの出来事を蒸し返して、陰湿な復讐心に

燃えているこの俺はなんと小さくて卑屈な

人間なんだろう。】

陽子が心揺れ動いた期間への自分の嫉妬心への

向き合い方に哲之の努力を感じます。

 

しかしその後、哲之は陽子を問い詰める一言を

発してしまいます。

 

そんな自分に対して、

【彼はもう二度と陽子が他の男に心を移した

ことを口にすまいと誓ったが、誓いながらその

自分の決意がいかにおぼつかないものであるかを

知っていた。】

自分を客観視出来ています。

 

 

男と女の恋愛・愛情に対し、自分はどのように

向き合えばいいのか。

一組の大学生カップルを通じて考えさせられ

ました。

 

 

二人を通じて言えることは、

自分を客観的に捉えることが大切

ということではないでしょうか。

 

 

恋愛とはえてして周りが見えなくなりがちです。

特に20歳前後のれないは特にそういった傾向が

見られます。

 

哲之・陽子の恋愛を客観的に見ることを通じて、

自分の恋愛も客観的に見てみてはいかがで

しょうか。

恋愛の悩みの解決策も見つかる気がしますよ。

 

 

【】:実際の文章を引用しています 

 

 

新装版 春の夢 (文春文庫)

新装版 春の夢 (文春文庫)

 

 

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悩みに応えるおすすめ本
資格:管理栄養士、調理師

 

30歳まで全く本を読んでいませんでしたが、

本ぐらい読まなきゃと一念発起し、

現在一生懸命本を読んでいます。

ただし、読むだけでなく、読んだ後の自分の

感想が少しでも誰かのお役に立っていただければ

と思い、ブログを始めました。

 

ブログ:www.kodukuriotaku.com
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